2010年4月11日日曜日

ハッブル宇宙望遠鏡【NHKスペシャルを見て】

NHKスペシャルのハッブル宇宙望遠鏡のドキュメンタリーを見た。

現在見ることができる一番遠くの星は131億光年先とのことらしい。

それより、ハッブル宇宙望遠鏡から送られた映像を見ると、とても胸がときめく感じがする。銀河・星雲や星の誕生・星の終わりを見ると、すごく神秘的なものを感じる。

番組中で、東大の方が数式を使って、ビッグバンからどのように宇宙ができるかが紹介されていた。
最初は暗黒で、物質は水素・ヘリウム・ダークマターが主な要素だった。その中の水素が集まり、その集合が自身の重力に耐えきれなくて圧縮され、熱を帯び、太陽の約百倍の明るさの星、ファーストスターが生まれるということらしい。そして、複数のファーストスターが生まれるところまで紹介された。

自分としては、そこから先も触れて欲しかったが、さすがに番組の長さか、まだ解明されていないのか。

ここから先は、私の想像だ。
テレビの画像ではファーストスターに対して動きがなかった。しかし、宇宙の膨張を考えると、ファーストスター自体に何らかの現象が発生しない限り、宇宙は膨張しない。
ならば、ファーストスター同士がぶつかり、物質の拡散を起こすことで、物質の移動が始まる。なぜ、ファーストスターが動くかだが、最初の水素が集まり重力を持つ過程で、水素が全体的に均一に集まっても、元素レベルまで完全に均一に集まることはない。そこに、わずかながら物質の移動が発生する可能性がある。
あるいは、星が重力を持つということから、星同士の重力が影響し、何億・何兆という期間を経てぶつかるという可能性もある。
とにかく、一度安定したものに対して、何らかの形で壊さないと、星・銀河・星雲レベルで宇宙は膨張しないと思う。それが、ファーストスター同士のぶつかりによる破壊・分裂・膨張だと思う。分裂した後、再び物質が集まり、ガスができあがり、星ができあがり、星が集まって銀河が生まれる。それは、宇宙空間という真空空間で、外に向かって移動しながら集合したものが、宇宙の外側だと思う。

あとは、宇宙の膨張が止まり、逆に集まってくるケースはどんなケースなのかを想像してもいいかもしれない。
こんなことを考えている物理学者はいるのだろうか。

そう思いながら、小説の種にならないかと思っているところである。

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