2010年4月9日金曜日

信じられない条例の締め【東京都青少年健全育成条例】

今日、第28期東京都青少年問題協議会の議事録をすべて読み終えた。

議論の過程が良くないなと思いながら読み進んでいたが、最後の最後でとどめをさされた感じだった。


まず、ダメージの少ない方から。
・成年向けであろうが、非実在青少年の性行為(それに準じるもの)を描いたら、販売・閲覧を禁止させる。(第10回専門部会のP16)
・児童ポルノ単純所持禁止を国に働きかける。えん罪など考える必要はない。(第9回専門部会のP5・P7)
・世間の反対意見に対抗するため、理論武装する(第8回専門部会のP26)
・大葉委員から「非実在青少年で性行為のある漫画・アニメを持っているような人は障害を持っている」と発言(第8回専門部会 のP29)


私が一番ダメージを受けたのは、締めとなる第10回専門部会の下記の記述。
・青少年健全育成条例は「性犯罪を減らすことが目的ではない」(P9)
・「青少年を健全に育成することが目的」(P24)
・加藤副会長より「非実在青少年の児童ポルノについて、根拠なんていらないから、とにかく成立させる」(P31~P32)

P9の「性犯罪を減らすことが目的ではない」ということは、「犯罪が増えてもいい」ととれる。
つまり「性犯罪が増えてもいいから、青少年健全育成条例を改正して、自分たちの意見を通す」ということ。

恐ろしいことを、どうどうと締めとして言った…
昨日も脱力感を感じたのだが、さらにひどい脱力感を感じてしまった orz
都民のみなさん、日本のみなさん、大丈夫でしょうか…

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