2009年10月28日水曜日

USB革命

USB3.0について、徐々に話が進んでいる。どうやら、普及はまだ先のようだが、カードや対応機器も出始めているので、少しずつはUSB3.0が広まるだろう。
今回は、USB黎明期に私が感じ、実際に機器を購入した時のことを話そうと思う。

Universal Serial Bus - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/USB


USBは乱立したインターフェースを一気にまとめた

USBが登場する1996年までは、「PS/2」「RS-232C」「プリンタポート(IEEE 1284)」「SCSI(SmallComputerSystemInterface)」と、たくさんのインターフェースがあった。

PS/2 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/PS/2

RS-232 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/RS-232

IEEE 1284 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/IEEE_1284

Small Computer System Interface - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/SCSI

私がWindows95を購入した時に使ったATXパソコンには、PS/2にキーボードとマウス、RS-232Cにモデムとタブレット、プリンタポートにプリンタ、SCSIポートにスキャナとMOドライブがつながれていた。
Windows側では、これらをプラグアンドプレイで接続してくれたため、大きな問題にはならなかったが、パソコンの背面を乱立する様々なケーブルを見ると、幻滅するものがあった。
それが、USBが出てくれたおかげで、タブレット・プリンタ・スキャナ・MOドライブはUSB一本にすることができた。特に、SCSIポートがいらなくなったのは大きかった。SCSIポートは高速転送ができるが、ハードディスクを接続していなかったため、高速転送はいらず、むしろ、品質の高いケーブルの値段が高かったり、終端抵抗端子が別途必要だったり、ケーブル長に配慮が必要だったり、ケーブルピンをおる可能性があったりと扱いは大変だった。(ケーブルのピンを誤って折ってしまった時は、OSが認識しなくてあれこれ悩んでいた)
また、デジタルカメラのスマートメディアの取り込みにはフロッピードライブを使うなど、今考えるとイレギュラーなこともしていた。これも、USB接続のメディア読み取り装置ができて楽になった。
数年前までのノートパソコンの背面にも、あらゆるレガシーデバイス用のインターフェースがあった。しかし、今はUSBのみになっている。私のノートパソコンもそうだ。
レガシーインターフェースは、おそらく、ニッチな市場でのみ活躍していくだろう。新しいOSがリリースされるたびにこれらは切り捨てられているのだから。

USBは普及が遅れたものの、当初の目的通り、レガシーデバイスを排除した。
そして、新しく使いやすいパソコンを提供した。これこそ、革命と言えるのではなかろうか。

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