2009年10月26日月曜日

ディスプレイ出力の動向

今日、ビデオ周辺機器の標準化団体VESAから、重要な発表があった。
2014年を目処に、現在主流を占める「アナログRGB出力」「DVI出力」を廃止するというのだ。

【PC Watch】 VESA、DisplayPortの対応状況を説明 ~2014年をメドにDVIとアナログVGAを廃止
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091026_324463.html

これは、一大転換である。なぜ、このような発表をしたのか。


ビデオカードのアナログ出力はノイズを発生させる

パソコン本体の内部は、実はノイズの嵐だ。その大きな発生源はビデオカードだ。
なぜか。ここから、憶測が混じるが、それは、グラフィック出力の際に行うデジタル→アナログ変換において、ノイズが発生するためだと思われる。つまり、パソコンにアナログ部分が存在する限り、ノイズは発生してしまうのだ。
「アナログRGB」「DVI」インターフェースともに、規格としてアナログ信号線を持つ。そのためノイズがどうしても発生し、高解像度を実現するのを妨げていると考えられる。
対して、「HDMI」や「DisplayPort」は完全なデジタル信号だ。アナログ変換を行うノイズの発生・画像の劣化の可能性は少ない。
その上、コネクタを小さくできる・マルチディスプレイが実現しやすいなどの利点がある。
著作権団体に対しては、著作権保護機能があるのも指示されるだろう。


さらに新しい世界へ

最近はおもしろいようにわくわくさせる規格が出てきて嬉しい。
DisplayPortの他に、WiMAX・USB3.0だ。特にWiMAXには期待している。これは、また後日語りたい。

過去、レガシーデバイスを置き換える上で、もっとも革命的なインターフェースがUSBだった。USBは、PS2キーボードとマウス・ゲームパッド・SCSIカード・プリンタポート(セントロニクスインターフェース)・RS-232Cを飲み込んだ。
ただし、アナログRGBインターフェースは、基本的にDOS/Vパソコン黎明期から、未だに変わることなく、今日まで主流となってきた。それが、今DisplayPortに変わろうとしている。


DisplayPort - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/DisplayPort

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