2009年9月26日土曜日

東海道新幹線は根本的改修が必要

連休中、東京に行く機会があった。
その際に、新幹線で東海道山陽新幹線に乗ったが、東海道新幹線部分と山陽新幹線部分で乗り心地が大きく違うのに気がついた。
東海道部分の揺れ(こまかな「カタカタ」)がひどいのである。

東海道新幹線と山陽新幹線では、新幹線の運行本数の違いがあるから、夏休み後・連休中であるということであり、線路が痛んでいるのかもしれないが、それにしても揺れがすごかった。
東海道新幹線は、世界初の高速鉄道である。その線路は50Tレールから60kgレールに変えるなど、いくつか細かな変化はしているが、基本は在来線の延長戦である「バラスト軌道」である。
「バラスト軌道」は、日々の保守メンテナンスが良くないと、乗り心地が悪くなっていく。
やはり、「スラブ軌道」にすべきだろう。

あと、下記のことから根本的改修の必要性を感じる
  • 豪雪になると、関ヶ原の雪に悩まされるので、雪害対策のため路盤を痛めないで雪害対策ができるスラブ軌道が有利
  • バラスト軌道をスラブ軌道に変更するための保守費用低減
  • カーブや線路の上下が多いため、根本的にルート選定・高架部分等の高低差をすること(カーブの減速と上下運動を少なくすることで乗り心地を良くし、高速化に結びつける。当然、用地買収という高いハードルがある)
他にも、高架自体の補強など、様々な改修が必要と思うが、それらについては割愛する。
これらの補強によって、新幹線はさらに数十年活躍できるだろうし、高速化も可能だろう。
改修に際し、工事を請ける会社には、改修にかかる時間を短縮するための技術革新をさらに進めてほしいと思う。それは、お客様に対して、工事で運転停止することによる損害をできる限り抑えるために必要なことだ。

当然、新大阪-東京間に中央リニア新幹線が開通した時点で、新幹線の立ち位置が変わってくるだろう。もしかすると、今ではナンセンスな「貨物電車」が走るかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿